ヒバリの引っ越し

応援先の昼休憩中、チャーハンがどうしても食べたかった。

 

1日目は 夕方の準備でしまっていて

2日目のきのう、やっと入れた念願の台湾料理屋さんで、応援から帰った後の宿泊先を 楽天トラベルで調べていた。

五目チャーハンは安くて、おいしくて、しかし量が多く、途中気持ち悪くなりながら 完食した。

残り食べて、を言える相手はいない。だって、ぼっちでランチ だもん。

 

以前ここは、何度か 通りかかっていて、

某格ゲーの必殺技wwwと 一緒にいた相手たちと、キャッキャしていた。

懐かしいな。

なんて考えている間に聞こえてくる異国の言葉や、他のお客さんがオーダーした料理を炒める音が、疲れた心身に心地よく 懐かしかった。

あと 悪気なくぶっきらぼうなところも、わたしにちょうどよかった。

地元にいた頃は、ラーメン屋さんにいったところで いつもチャーハンしか頼まなかったのに、

新潟にきたら 当時チャーハンがおいてあるラーメン屋さんなんてあまりなかったためか、いつしかつけ麺 ただし濃厚魚介に限る の、郷にいれば郷に従えスタンスにかわっていった。

しかも、おいしいし。ハマるよね。

 

応援先は、結婚直前まで付き合っていたはず、の相手が立ち上げの新店。

1日目が終わって、足が痛いは疲れるは、ちょいちょいロッカーでシュッシュしたりしたにもかかわらず 全身汗臭いはで、早くお風呂に入りたみがひどい中、

会社がとったアルファーワンに、道に迷いながら ヨロヨロ向かった。足の指は攣るし、荷物多すぎてマッチョになるわとフロントにたどり着くまえに、着信音。

 

でたわ。

 

 

とりあえず、荷物やら、色々整えてから、LINE電話をかけなおした。

最初からあまり機嫌がよろしくない感じではあったのだが、やはり途中からおかしな展開になり、リモートにしよう、なにこの音楽(部屋に着いたら自動で流れた音楽)顔が映っていない、ま●こをみせろ、

やましいことがないし、普段ま●こなんて平気で見せるのに、きょうに限って なんで見せないのだ、

あいつなんか県外に行ったら大したことない店長で、イケメンでもなんでもねえ、ぜんぶぶっ潰してやるし、全部消したいし、今後隣のエリアのわたしの応援を自分からやめてくれと言うわ!

の 例のループになった。

 

当初、わたしが あの人が立ち上げの店なら、応援いきたくないって言った時には、そんなの通用しないから行ってこい 言ってたのにさ。

 

知れば知るほどちっさい人間だ。

背も低いし。

158くらいある上、水泳やってたせいかしらんが、骨格がごついわたしは、167の旦那のとなりで ヒールが履けないんだよな。

 

 

元旦那は、わたしの二目惚れだった。

黒髪で 背が高くて、骨がしっかりしていた。

 

今出会ったところで 互いに絶対好きにはならないけどね。

 

元旦那は、離婚理由を、わたしの酒のせいにしてきた。

ちゃんと検診していたのにわからなかった 口唇口蓋裂をはじめ

生まれて4ヶ月で発症した川崎病、3歳になる頃に 然るべき施設でサポートを受けましょうと促されたADHD &ASDグレーの長男が生まれてすぐに、先輩といっしょに わたしをまわした元上司にさそわれて 

わたしに黙って ねずみこうのセミナーへ行ったのを

次男が生まれて2年しないくらいで暴露しはじめた。

 

時効でしょ

 

その一言だった。

わたしが信頼してきたのは、なんだったんだろうと。

 

当時中古で買った家が、一見リフォームされてキレイなのに

住んだ初日 夕飯をたべた食器を洗い始めたら 床に水が漏れた 欠陥住宅だった。

2階の子供部屋の壁紙は 湿気かなにかで勝手に剥がれ

寝室の壁紙は カビだらけになった。

カネのことでイライラする元旦那をみて、

あのハリボテハウスのために わたしたち家族が存在している感覚に陥った。

砂の城

 

わたしをまわして、まわした相手ともまだ連絡取って、カネのためならなにしてもいい元旦那が許せなくて

ごめんなさいもうしませんを絶対にいわない元旦那に 酔っ払うと 絡むことがあった。

 

 

離婚の最大の発端は、中番帰りの元旦那が 女に送るためのLINEかなんかを 酔った勢いで清書したらしき紙を 朝にわたしがリビングでみつけたことだった。

人って弱ると、最も簡単に こうやって不倫すんだよな。わたしを含めて。なんて思った。

お前の酒癖のせいだ、といっていたが

結局は、ここがバレたくなかったから 元旦那は離婚を選んだ。

あと、片親だと 仕事辞めて看護学校にいく手当出るしね。

 

なんだろ。

酒癖を指摘されて離婚したはずのわたしが

今の旦那の、おそらく酒乱で別れたいのは ギャグかな。

 

可愛いから社内で目立つよね

なんて、去年の今頃 旦那になる前のあのひとに言われた。

あくまでも、社内ではね。

マスクしてっし。

しかも可愛くて若い子なんて どんどん入ってきてる。

わたしなんか、髪の毛より 謎に陰毛のほうに白髪があるババアだわな。

可愛いから好きなら、 もっと可愛い人に負ける。 ただし、手が届くかは 知らん。

 

陰で散々疑われた 元彼は 忙しそうで

わたしをさほど 相手にはしなかった。

 

あんなに必死にされた頃が嘘みたいだった。

今後 もう関わることもないだろうと、再び彼の連絡先を消した。

 

旦那は おそらく酒乱。 しつこく責められて、逃げようとしたら痣を作った。 わたしがいなくなれば弱られて、ほだされて元に戻ってきた。 結局はわたしも悪い。 今後もこんなのは続く。 何度約束しても破られた。 絶対に一緒にいてはいけない相手だ。