残念な人だ

起きて

それが何時なのかもわからないまま起きて

外からきこえる 踏切の音

静かな朝の音

懐かしい音

ここは小岩ではない

 

 

なんでこうなっちゃったんだろう

元からそうなるようになっていたんだろうか

 

暗い狭いひとりの世界から抜け出した

遠くまで逃げてるようで

ただの延長線でしかない

そんなのはたちになった瞬間に わかったはずなのに

こんな歳になっても、まだなにかを期待してたんだね