30代ニートの毎日

ニート歴は5ヶ月になる。

こんなにも働かなかったのはいつぶりなんか…復帰できるのか、めちゃくちゃ心配にはなってくる。

年明け後からまた勤務は決まっているんだから、どうなるかわかんないけど、やるしかない。

資格があるお陰でまた正社で雇ってもらえたのは運がいいし、学歴で判断しなかった会社や努力をした自分へ感謝もしてる。

 

仕事を辞めてから、気になる場所やイベントにも毎日のようにあちこち行って、会いたい人に会いに行きまくって、友達もゼロの土地に来てからは、最近はネタ切れを起こしている感がある。

リサーチ力も自分の力だと弱すぎて、午後になってよっこらせっと、やっとベッドから起きる事が増えた。やることがない人間って、こんなふうになるのね…

また忙しくなる前に、経験したことない事をたくさんしようと思ってるのに。自分が気づいてないだけで、楽しいことはたくさんあるのに。。

働きに出たらまた行きたい場所はどんどん増えては行けないまま終わる毎日に戻ってしまうんだろうなぁ。

とかぐだぐだ考えながら、どこからかわからないところから湧いてくる罪悪感を少し強めに抱えながら、ダラダラ横になって朝昼夜関係ない時間にネットサーフィンをしたり、酒を飲める自由も贅沢なことだと思う。

 

退職してしばらく休む事は、必要な決断だったと思う。

前職の末期は頭がおかしくなってきてたし、病院行こうと毎日起きる度考えてはどこの病院へ行けばいいのかも考えられないまま無理やり出勤して、限界だった。

それにしても今回の転職活動は、思い出したくないくらい不安で、思考停止して働くマシーン化してた自分の機転の効かなさとかダメさ具合に向き合う作業に等しくて、キツかった。もう2度としたくない。

 

 

離婚してからもうじき6年が経つ。

 

ドラマの主題歌にもなった有名なバンドのライブに行く機会が爆誕して、心臓に響く音を浴びながら、小さい時に見た花火大会に重ねた。

プロってやっぱりすごいパワーがあるんだと、そもそもこれがプロなんだと、生活のためにとなんとなく毎日こなすので精一杯だった自分の小ささを実感した。

 

長男の14回目の誕生日の日には、有名な方にライブスケッチをしてもらった。

先生が登場した段階で、ほんものだ。。と脈が早くなって、自分の番がきたらきたで最初から緊張しすぎてプルプルして、途中から、なんでこんなキラキラした場所に飛び込む事を決めてしまったのか、運良く当選してしまった事を後悔し始めた。

そもそも緊張すべきはわたしじゃないんですが…主役ではないんだし。とは思うのに緊張するんだからもうしょうもない。

呼吸の仕方も唾を飲み込むタイミングも歯の位置も訳わからなくなってきて、わたしただのキモイ人じゃん…という自覚に苛まれながら、先生の茶色くて透き通っていて綺麗な目を見ているうちに完成した。佇まいがすでにオシャレだった。表に出る方ってこうなんだな…

 

他のモデルさんでわたしみたいなプルプルしてる人はいなく、逆になんでそんな堂々とできるのか尊敬した。ひとりちょっとずつでいいからその肝の座り方を分けてください。

自分の前世は深海魚じゃないかと若い頃に思った。

今世、明るい場所に引き揚げられた自意識過剰な生物が慣れない大胆なことをすべきじゃないのだと改めて気づいて、貴重な経験になった。。

 

若い頃の方が、時間があったからなのか、もっと色々、悩まなくていいような事も悩んで、人と会った後は自分脳内会議なんか毎回開いていた。

自分はこれが苦手だから、と縮こまれば、迷惑をかけるリスクとかは激減するからいいんかもだ。

決めつけてしまうのは正解なのかは、この歳しても分からないままだけど、これでも生きやすくなってきたとは思って、ちょっと嬉しくなってる。

これから今よりもっと生きやすくなると信じて生きる。